<生きづらさ>の理由 やまがた発 社会問題と市民活動の社会学
著者/滝口克典
出版/よりみち文庫

地方消滅、原発避難、メディアコントロール、ひきこもり、ブラック企業、子どもの貧困、ホームレスーー。私たちのいきるこの社会はたくさんの〈生きづらさ〉にあふれています。でも、いったいどうして?

この本はそうした「なぜ?」にこたえていこうという試みです。現代日本の社会問題とそれらを解決するための市民社会のとりくみを、社会学の観点から論じた入門書になっていて、全部で13の社会問題およびそれらにとりくむソーシャルアクションを扱っています。

とりわけ特徴的なのは、やまがたでのさまざまな実践30事例、現場で見えたことをまとめたコラム50本がついている点で、やまがたからの「社会問題/市民活動/社会学」入門になっています。

地方に生きるということはいろいろと大変ではあるけれど、あきらめることはないよ、やれることはきっとたくさんあるよーーそんな思いで制作しました。ぜひ手にとっていただけたらうれしいです。